ヘアサロンに行った直後の髪はサラサラでツヤがあるのに、数日後には何だかパサパサ…。
そんな経験はありませんか?
かと言って、頻繁にヘアサロンに通うのは金銭的に負担になってしまうため、少しでもきれいな髪の状態を維持したいですよね。
そこで、この記事では自宅でのヘアケアで習慣化すると良い、おすすめのお手入れ方法を紹介していきます。
自宅で行うヘアケア①:髪を洗うときのポイントを押さえる

「髪を洗う」なんて、ただ髪を濡らしてシャンプーで洗うだけでは?と感じるかもしれませんが、実は自宅で行うヘアケアにおいて、髪の洗い方を見直すことは非常に重要です。
ヘアケアに効果的な髪の洗い方のポイントは、次の4点です。
- 髪を濡らす前はしっかりとブラッシング
- 髪を濡らすお湯の温度は37~39度
- シャンプーは指の腹で優しく&毛先はこすり洗いNG
- トリートメントはコームで塗布&時間を置く
ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
髪を濡らす前はしっかりとブラッシング
髪を洗う際は、髪を濡らす前にまんべんなくブラッシングを行いましょう。
そうすることで、毛先についたホコリや皮脂などを浮かせ、シャンプーの泡立ちを良くする効果があります。
また、ブラッシングで毛流れを整えることで、シャワーのお湯が髪全体へ行き渡りやすくなるため、髪への摩擦を軽減できるのもメリットのひとつです。
髪を洗うお湯の温度は37~39度
髪を洗うときは、お湯の温度にもポイントがあります。髪を洗うときのお湯の温度は、37~39度を目安に設定して下さい。
40度以上の熱いお湯は、頭皮の乾燥や髪へのダメージ、カラーリングの色落ちなどの原因となります。反対に37度以下のお湯は、皮脂などの汚れが落ちにくくなり、充分な洗浄ができません。
そのため、37~39度のお湯が適温だと言えるのです。
冬場などは特に、つい熱いお湯を使ってしまいがちですが、美しい髪になるためにグッとこらえてお湯の温度を調整しましょう。
シャンプーは指の腹で優しく&毛先はこすり洗いNG
シャンプーを塗布し髪を洗う際、しっかり洗おうとしすぎてガシガシと洗ってしまう人がいますが、これはNGです。
シャンプーで洗うときは、爪を立てないよう指の腹で優しく洗いましょう。強い力で洗いすぎると、頭皮がが傷んでしまうからです。
また、毛先を洗う際はこすり洗い厳禁です。キューティクルを傷めないように、手ぐしやもみ洗いで優しく洗って下さい。
トリートメントはコームで塗布&時間を置く
トリートメントは手ぐしでもみこみながら塗布するのも良いですが、コームを使って塗布する方法がおすすめです。
最初に手で髪全体にトリートメントを付けたあと、粗めのコームでとかしていくことで、髪の1本1本にトリートメントがなじみやすくなるのです。
また、塗布後1~2分ほど時間を置くと、美容成分が髪に浸透するためしっとりとした仕上がりになります。
自宅で行うヘアケア②:髪を乾かすときのポイントを押さえる

美しい髪を保つためには、髪の乾かし方も大切です。自宅でのヘアケアにおける、髪の乾かし方のポイントは、大きく分けて2つあります。
それは、ずばり「ドライヤーとアウトバストリートメントの使い方」です。
このポイントをしっかり押さえれば、お風呂あがりのドライヤーのあと、自身の髪の滑らかさにきっとテンションが上がるはずです。
自宅で行うヘアケアに効果的な、髪の乾かし方のポイントは次の4点です。
- ドライヤーの前にブラッシングをする
- ドライヤーの風向きは必ず「根本→毛先」にする
- アウトバストリートメントは「重ね付け」が効果大
- 仕上げは上からドライヤー&手ぐしかブラシでとかす
では、ひとつずつ順に解説していきます。
ドライヤーの前にブラッシングをする
タオルドライ後は、ドライヤーをかける直前に粗めのコームまたはブラシで、全体的に髪をとかして下さい。
ドライヤー前のブラッシングによって絡まった髪が整い、ドライヤーの時間の短縮や摩擦の軽減につながるため、髪へのダメージを減らす効果があります。
「濡れた髪のブラッシングは、かえって髪を傷つけるのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、心配ありません。
確かに塗れた髪のブラッシングは、ダメージの原因となります。しかし、濡れた髪のブラッシング以上に、髪が絡まったままドライヤーをかけたり、長時間ドライヤーの熱を当てたりする方が、実は髪への負担が大きいのです。
そのため、ドライヤー前のブラッシングは、ヘアケアに有効だと言えます。
もしどうしてもブラッシングによるダメージが気になる人は、髪へのダメージが少ないブラシを使用するのもおすすめです。
ドライヤーの風向きは必ず「根本→毛先」にする
ドライヤーの風は、必ず髪の毛の根本から毛先の方向で当てましょう。この「ドライヤーの風向き」は、ヘアケアにおいて非常に重要なポイントです!
髪の保護膜の役割を持つ「キューティクル」は、毛先に向かって魚のウロコのような形状となっています。
そのキューティクルと逆の向きにドライヤーを当ててしまうと、キューティクルが剥がれ、髪のツヤがなくなったり水分不足のパサついた髪になったりしてしまうのです。
「楽だから」とつい下からあおって乾かしたくなりますが、ドライヤーの風はキューティクルの向きに合わせて当てて下さい。
アウトバストリートメントは「重ね付け」が効果大
ドライヤーの際につけるアウトバストリートメント。タオルドライ後にドライヤーをかける直前、熱から守るために塗布するのが一般的ですが、実はそれ以上に効果の高い塗布の仕方があります。
それは、ドライヤーをかける前の塗布に加え、ドライヤー中に少量のアウトバストリートメントを重ね付けする方法です。
2度目の塗布のタイミングは、髪が8割ほど乾いたときがベスト。
髪が完全に乾ききる前に、再度アウトバストリートメントを少量塗布してからドライヤーを再開することで、美容成分が浸透しやすくなると共に髪の保湿効果も高まります。
塗布するアウトバストリートメントは、髪質によって1度目と2度目の種類を変えても良いですが、同じものを使用しても問題ありません。
仕上げは上からドライヤー&手ぐしかブラシでとかす
前述のとおり、髪が8割程度乾いたタイミングでアウトバストリートメントを塗布しますが、その後のドライヤーのかけ方にもひと手間加えます。
ドライヤーの向きを上からまっすぐ降ろし、手ぐしまたはブラシでとかしながら乾かします。ヘアサロンで行う、ブローのようなイメージです。
こうすることで、髪の毛にツヤが出ると共に、サラサラと滑らかな指通りの髪に仕上がります。
髪が完全に乾いたら、全体的にブラシで整えてお手入れ終了です。
自宅で行うヘアケア③:スペシャルケアで美髪効果もモチベーションもUP

毎日のケアに加え、週1回~月1回程度の特別なお手入れをすることで、よりきれいな髪を保つことができます。
例えば、お気に入りのヘアパックを使ったり、普段使用しているオイルでオイルパックをしたりといった方法です。
日々のお手入れをしっかり行っていれば、スペシャルケアは絶対に必要というわけではありません。しかし、特別なお手入れで髪がよりきれいになることで、普段のヘアケアへのモチベーションにもつながります。
そのため、自分に合ったタイミングでスペシャルケアを取り入れることをおすすめします。
アウトバストリートメントは自分の髪に合ったものを

アウトバストリートメントは、髪質や髪のお悩みによって相性の良し悪しが変わるものです。
オイルタイプかミルクタイプかで相性の良い髪質が異なり、またメーカーによっても使用感が大きく違う場合もあります。
そのため、自分に合ったアウトバストリートメントに出会うまで、色々な種類を試してみるのがおすすめです。
また、自分に合ったアウトバストリートメントが分からない場合は、ヘアサロンに行った際に担当のスタイリストさんに聞いてみるのもいいかもしれません。
最後に

自宅で簡単にできる、ヘアケアの方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
「髪は女の命」という言葉のとおり、髪が容姿にもたらす影響は大きいもの。
日々のお手入れにほんのひと手間をプラスし、サラサラで美しい髪を毎日楽しみましょう。
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